【京言葉】

2006年06月13日

【京言葉】『じゅんさいな』

じゅんさいな

『じゅんさい』を、皆様は御存知でしょうか?
ぬるぬるとしていて、おすまし等に使われている食物なのですが、それを用いた
京言葉がございます。それが『じゅんさいな』という言葉です。語源の通り、
つかみどこのない』という意味の形容詞でございます。

「じゅんさいなお方やなぁ」とか「じゅんさいなことをいいますが…」等のよう
に用いられます。それだけ『じゅんさい』を用いて、上手く人や物事を形容する
というのは、昔の人が話してはったとはいえ、なかなかセンスのある言葉では
ないかと思います。

現代では、なかなか言葉のセンスが磨かれる機会が無いといわれますが、
より言葉に美しさや面白みをこのような比喩で楽しんでみてもいかがかと思います。


2006年05月27日

【京言葉】『おぶ』

おぶ

京都にとって無くてはならないもの『おぶ』。

もちろん、意味は『お茶』の事なのですが、人によっては京都独特の語尾をのばし、
『おぶぅ』と表現します。どちらかと言いますと「ぶぶ漬け」を連想される事が多い
為に「(お)ぶぶ」という表現の方が先行しがちですが、どちらも京言葉です。

この時期、じめじめと湿った季節に入っていく京都にとって「ぶぶ漬け」は欠かせま
せんし「おぶ」も喉を潤してくれるものとしても、京都では欠かせない物なのです。

2006年05月11日

【京言葉】『えんばんと』

えんばんと

最近聞かれなくなった言葉の一つに『えんばんと』という言葉が御座います。
『えんばんと』とは「あいにく・折り悪しく」という意味を持っています。

意味としては「あいにく」という意味で使われることが多いと思います。
「今は、えんばんと外に出てますんで、チョット分かりませんわ。」
という風に使われています。

「えんばんと」という言葉でも少しずつ京言葉を使いこなせるようになればいいなぁ
とつくづく思います。皆さんも少しずつ京言葉を使ってみませんか?

2006年04月26日

【京言葉】『いぬ』

いぬ

京都市内の上の方では、今でも京都の中心で使われていた昔の言葉を聞くことが出来ます。
それが今回取り上げます『いぬ』という言葉です。

これをふと聞いた限りでは『犬』と思われる人も多いはずです。
でも、こちらは『帰る』という意味の言葉です。

本来、漢字で書きますと『往ぬ』と書きます。
この言葉は、近畿地方では多く残っている言葉です。
「もうお昼回ってしもたし、そろそろイヌワァ。」という風に使います。
ちなみに、この言葉には独特の五段活用も存在します。

それはまた別の機会に…

2006年04月22日

【京言葉】『京都時間』

京都時間

京都に関する雑誌や本にはよく『京都時間』という言葉が目に留まります。
本などで使われる場合には「京都でゆったりと過ごす時間」という意で使われます。
しかし、京言葉として使われる場合はあまり良い意味では使われません。

具体的な意味は「時間や時刻を正確に守らない事」をいいます。
というのは、京都はどちらかというとゆとりを大切にする街です。
そのために、待ち合わせなどで時間通りに動く事は相手のゆとりを奪う事
になりかねないという心理から、少し遅れて行く事を常識としていました。

今ではそういう人も減りましたが、私はそうかもしれません…
最近はあまりそういう考えの人はいなくなりましたが、
気持ちだけでも、ゆとりを持って生活できればと思います。

2006年04月19日

【京言葉】『ほんま』

ほんま

日常生活で最も使われる京言葉のひとつが『ほんま』です。
意味はそのまま『本当・真実』という意味で使われますが、
日常会話では、とてもよく使われます。

どちらかといいますと、受け流しの返答として使われる事が多いように感じます。
会話でも「へぇ〜、ほんまにぃ。良かったねぇ。」と軽く返事をされた場合は、
この受け流しの用法に近いと考えてよいでしょう。

もちろん『本当』という意味でも使われます。例えば、こんな感じに。
A「今日はえらい暑おすなぁ。」
B「ほんまにそうどすなぁ。」

こういう会話は、夏なると京都ではあちこちで話される決まり文句みたいなもの。

疑わしい時には「ほんまどすかぁ?」と抑揚をつけて、聴く事もあります。
『ほんま』という言葉だけでもアクセントの違いで意味の深さが変わってしまいます。
その部分は、会話の流れから読み取る事が重要です。
単に挨拶がてらに使われているのか、それとも意味合いを込めて使っているのか。
それは、会話の中で感じて下さい。

私も御覧頂いている皆さまに「ほんまもんの京都」をこれからも
御紹介させて頂き、皆様に『ほんまの京都』を感じてもらえれば幸いです。

2006年02月18日

【京言葉】『よばれる』

よばれる

京都に住んでいますと、京言葉の違いというものを改めて感じる事が多くあります。
以前から御紹介をしている通りに、その遭遇する場面によって、意味が変わってくる
言葉は日常的に使われています。

本日は、そんな言葉をまた一つ御紹介をしておきましょう。
それが、今回御紹介をする『よばれる』という言葉です。

普通に漢字にして考えますと、すんなりと普通の意味が浮かび上がります。
もちろん「呼ばれる」という漢字です。

ということから「招待される」という意味が、
まず京都の日常、または、通常一般的にも使われやすいと思われます。

よく京都では「およばれ」という言葉が使われます。
これがいわゆる「招待された」ということです。
特に、文化人の方々ではこういう表現が多いのではないかなと思います。

さてさて、これだけで終わらないのが京言葉なんです。
この「招待される」という意味から転じてくる意味がもう一つございます。

それが『御馳走になる』という意味です。
よく帰ってきて夕飯が要らないのかどうかを尋ねる時などに、
「今日は、どっかでよばれてきたん?」等と聞いてきます。
これが「どこかでごちそうになったの?」という意の京言葉の典型的尋ね方です。

この意味の上に、更に意味合いが深みを増すのが「いただきなさい」という意味。
よく親戚の家などで御馳走を頂く時に、少し話が盛り上がってなかなかお料理に
手が付けられない時に「はよ、よばれなさい。」と上の人から急かされます。

美味しい料理が目の前にあるのに、冷めてしまったり時間が経ったりすると、
せっかくの料理も味が落ちてしまいますからね。
私もよく親戚の集まりに行った時に、母に急かされたものです。


*参考文献
入江敦彦『KYOのお言葉』マガジンハウス
京都商工会議所『京都・観光文化検定試験』淡交社

2006年02月12日

【京言葉】『お山する』

お山する

二月十日は『初午の日』でございました。
この日は、和銅4年のこの初午の日に、稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に
初めて御鎮座をされた日として、京都では特別な日なのです。

その為「伏見稲荷大社」では『初午大祭(はつうまたいさい)』が、
執り行われます。この日は、多くの人々がこの稲荷山を訪れ、
社頭において『しるしの杉』を頂き、商売繁盛・家内安全の御符として
各家・会社に祀り、商売繁盛・家内安全を祈願をするのです。
また『伏見人形の布袋さん』も買い求め、家の神棚にお祀りを
致します。

この時期によく使われるのが『お山する』という表現です。
意味は『稲荷山の山麓に祀られている御社や塚を巡拝すること』をいいます。

この『初午のお参り』は、社伝によりますと平安時代から続いており、
とても古くから信仰が厚かった事が、様々な古典文学からその様子が
うかがえるのだそうです。昔の人も登るのは苦労されたようです。
しかし、その道を今も登れるのは京都こそと言えると思います。

さて、京都では、この風習では、更に食べるものがあります。
それは「畑菜のからしあえ」です。
何故「畑菜のからしあえ」を食べるのかというのを調べてみますと、
「お使い姫の狐さんがとてもからしがお好きだったから」と伝えられています。

この時期は、何かと身体がスッと目覚めるのはなかなか難しいものです。
それには、とてもいい食事ではないかなと思います。
もしかしたら、この作用が昔の知恵であり、それを分かりやすくする為に、
このような昔話として伝えたのかもしれません。

京都でも、もうあまり使わなくなりました『お山する』という言葉。
皆さんも伏見稲荷のお稲荷さんへ行かれた際には、余力のある方は、
「お山をされて」みてはいかがでしょうか?

ちなみにお山をするのに、大体2時間はかかりますけどね。
私ですか?もちろん「お山して」きましたよ。二時間をかけて。
その為、次の日の朝は、脚が大変でしたけどね。

2006年01月30日

【京言葉】『ほる・ほかす』

ほる・ほかす

他府県から京都に引っ越してこられた方が、まず最初に聞いて、
戸惑う言葉が、この『ほる・ほかす』という言葉ではないかと思います。

意味としては、単純に『捨てる』という事なのですが、これが結構、
聞きなれない方には混乱する言葉のようです。

特に、関東の人は、最初に聞いた時は混乱されるようです。
例えば、『ほる』という表現の場合、漢字で書いた時の『掘る』という言葉と
投げる意味の『放る』という言葉と勘違いされることがとてもに多いようです。


これは私の知り合いが遭遇した本当にあった話。

その人は、他府県から来た子なのですが、バイト先で仕事中に
使えなくなった「すのこ」を持たされて、先輩から「それ、裏庭にほっといて」
と頼まれたそうです。

そのお店の裏庭へと行き、先輩に言われた「ほっといて」という言葉を「掘る」
という意味だと思い、言われたは良いものの「すのこで裏庭を掘る?」という事に、
戸惑いを隠せず、裏庭で考えていると他の先輩から「そこで良いから捨てといて」
と言われ、ようやく「ほる」=「捨てる」という事だと分かったそうです。


結構、知っていないと意味が分からない京言葉も沢山あります。
知識から実際の会話など色々な場面から「京言葉」を楽しんで頂ければと思います。


2006年01月21日

【京言葉】『あんじょう』

あんじょう

最近では、あんまり聞かないようになった京言葉は数多くあります。

今回、御紹介をする言葉は、京言葉特有と言うわけではないのですが、
しかしながら、京都人は特によく使う言葉ではないかなと思います。
と言いましても、よっぽどネイティブな京都人しかあまり使いませんが…

それが『あんじょう』という言葉です。

基本的には、浪速言葉であるといわれているのですが、
京都でも多用されていることから、京言葉ともいう事が出来るでしょう。

言葉の意味は『うまく、よく、上手に』と京都検定のテキストには、
書かれていますが、どちらかというとニュアンス的には、
『うまく、具合よく、ちゃんと』という表現のほうが、
理解しやすいのではないかと思います。

この言葉は食に関しての「味よく」という表現が、ウ音便で「味よう」となり、
それが使われる内に転じて、この「あんじょう」という表現となったようです。

言葉の使われ方としては「あんじょう、おしや。」とか
「あんじょう、おきばりやす」とか使われ方は、そのときによって様々です。

もちろん『京言葉』ですから、会話の脈略からもニュアンスを読み取らないと
いけない時があります。
それを使い分けるのは慣れですので、京都人の世間話とかに聞き耳立てて
慣れてもらうのがベストですw

というか、京都人でも意味合いを意識して使ってる事は少ないかもしれません。
知らず知らずに感覚的に使っているものでしょう。

さてさて、今日は大学入試センター試験一日目です。
受験生のみなさん、「あんじょう、おきばりやす(うまくいくように頑張って下さい)」。

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