2006年04月28日
【KYOTO★STYLE】『新緑薫る路地庭の春』妙心寺・大法院
新緑薫る路地庭の春
新緑の春、桜の季節が過ぎ去り、爽やかな春風が心地よくなってまいりました。
また、まもなくGWも近づいてまいりまして、京都も連休に向けて多くの人々が
動いております。
そんな中、この度は「京都人ブログ」さんが伺われた『妙心寺山内・大法院』さんを伺わせて頂きました。
『大法院』さんは、寛永2年(1625)に「淡道宗廉(転大法輪禅師)」によって開祖、
開基は「長姫」によって創建された妙心寺塔頭寺院。「長姫」は、信州松代藩主「真田
信之(真田幸村の兄)」の孫であり、千種大納言有能の室です。
「大法院」という院号は、真田信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」から名付けられ、
この寺自体も真田信之の菩提寺として建立されたお寺です。こちらのお寺には攘夷派に
暗殺された佐久間象山の墓が弔われています(非公開)。
このお寺は、元は東海派に属する塔頭でしたが、後に光国院の梁南禅棟が中興した時に
龍泉派に変わり、盛徳院と併合しています。こちらに徳川家康の長女「亀姫」像である
『盛徳院殿像』が所蔵され、また、現本堂の内陣に盛徳院殿位牌や徳川家の葵の紋が
装飾されているのは、梁南の中興によるものであります。
こちらのお庭は、路地庭の中でもかなり広くゆったりとしたお庭で、美しさに重点を
置いている為、景観保護の為に路地を歩いたり下りたりする事は出来ません。
しかし、本堂方丈から眺める眺望は、訪れる人々の心を洗い、清めてくれます。
静かなそよ風がお庭から本堂へ通り抜け、遠くではうぐいすの声が響き渡る。
そんな京都を存分に感じる事の出来るお庭で、お薄を頂きながらうぐいす餅を
味わうというなんとも贅沢なひとときをお楽しみ頂きたいと思います。
そんなお庭を写真で少しだけ御紹介を致します。
新緑の春、桜の季節が過ぎ去り、爽やかな春風が心地よくなってまいりました。
また、まもなくGWも近づいてまいりまして、京都も連休に向けて多くの人々が
動いております。
そんな中、この度は「京都人ブログ」さんが伺われた『妙心寺山内・大法院』さんを伺わせて頂きました。
『大法院』さんは、寛永2年(1625)に「淡道宗廉(転大法輪禅師)」によって開祖、
開基は「長姫」によって創建された妙心寺塔頭寺院。「長姫」は、信州松代藩主「真田
信之(真田幸村の兄)」の孫であり、千種大納言有能の室です。
「大法院」という院号は、真田信之の法名「大法院殿徹岩一明大居士」から名付けられ、
この寺自体も真田信之の菩提寺として建立されたお寺です。こちらのお寺には攘夷派に
暗殺された佐久間象山の墓が弔われています(非公開)。
このお寺は、元は東海派に属する塔頭でしたが、後に光国院の梁南禅棟が中興した時に
龍泉派に変わり、盛徳院と併合しています。こちらに徳川家康の長女「亀姫」像である
『盛徳院殿像』が所蔵され、また、現本堂の内陣に盛徳院殿位牌や徳川家の葵の紋が
装飾されているのは、梁南の中興によるものであります。
こちらのお庭は、路地庭の中でもかなり広くゆったりとしたお庭で、美しさに重点を
置いている為、景観保護の為に路地を歩いたり下りたりする事は出来ません。
しかし、本堂方丈から眺める眺望は、訪れる人々の心を洗い、清めてくれます。
静かなそよ風がお庭から本堂へ通り抜け、遠くではうぐいすの声が響き渡る。
そんな京都を存分に感じる事の出来るお庭で、お薄を頂きながらうぐいす餅を
味わうというなんとも贅沢なひとときをお楽しみ頂きたいと思います。
そんなお庭を写真で少しだけ御紹介を致します。
*この写真をクリックして頂きますと、拡大した写真を御覧に頂けます。
桜の散るこの季節、実際に新緑の雰囲気を少しでも感じて頂ければ幸いで御座います。
「新緑の薫る大法院の路地庭」を、このGWに訪れて楽しんでみてはいかがでしょうか?
また『大法院』さんでは、こちらのお寺さんでしか購入する事が出来ない
京都の伝統工芸品である「京焼」の器を特別拝観時のみに販売されておられます。
そちらに関しては【京都のおみや】のコーナーで御紹介を致します。お楽しみに♪
●紅葉を焼き付けた京焼
新緑の季節の特別拝観で、しかも、大きく広報をされていませんので、
GW中に心静かにゆったりと心洗われる京都を楽しんで頂きたいと思います。
また最後になりましたが、訪れた折にお寺の方には、色々と御配慮を頂きまして、
誠に有難う御座いました。この場では御座いますが、改めて御礼を申し上げます。
★「妙心寺塔頭・大法院」新緑特別公開
妙心寺山内・右京区花園大萩町
期間:四月二十日〜五月十日
公開時間:午前九時〜午後四時
拝観料:600円(茶・菓子付)