2005年04月17日
【KYOTO★STYLE】京都の町家を味わう。
おはようございます。
なんだかんだ言って、結局、更新は朝になってしまいました…
申し訳ございません。
ところで、先日、行ってきた「四条京町家」のことを少しお話
をしておきましょう。
京都の特徴ある建物といえば、寺社仏閣だと思いますが、
それだけでは、生活文化を知ることは難しいでしょう。
実際に、普通の人が住んでいた所はやっぱり町家なのですから。
しかし、現存している建物というのは少なくなってきました。
そんな中、京都市が所有している京町家があります。
それが、京都市伝統産業振興館「四条京町家」です。
こちらは、1910年に建てられた本物の京町家です。
鋼材卸商のご隠居さんの住まいとして建てられました。
それでは、中に入って見ましょう♪
この画像は、坪庭です。
町屋の入口を入ってすぐに見世(みせ)庭という場所があり、
いちげんさんが入れる場所があります。
その奥にあるのが、この坪庭です。
丁度、玄関の前にあります。
京町家の場合、いちげんさんとかが入れるスペースは限られています。
そのため、結構、スペースは、しっかりと区切られているのです。
実際、居住スペースとお茶席のスペースとか、
家の旦那さんのスペースと使用人さんのスペースとか。
さてさて、少し話がそれましたね。
ここが、京町家の特徴でもある『走り庭』。
歴史が、感じられる部分でもあり、当時の生活を肌で感じる事が出来る
場所でもあります。
こちらは特に使用人さんが、使われる場所になります。
でも、メチャメチャ懐かしい(私がいうのも少しおかしいのですが…)
雰囲気が漂っています。
特に特徴的なのが、井戸。
家の中に井戸があり、しかも、京都は水が豊富ですから、
現在でも、利用できるそうです。
また、この台所でめずらしいもんを見つけました。
それが、この「おくどさん」です。
多分、知らない人は多いんと違うんかなぁと思います。
いわゆる、現代のガスコンロですね。
でも、もちろん炭おこして使います。
今でこそ、消防法などの理由で使用できませんが、ここ最近まで
現役として使われていたという事だけでも、値打ちがあると思います。
これが台所から撮った奥の間です。
こちらで、ゆっくりとご主人さんは、くつろいでおられたのでしょう。
お庭など眺めながら昼寝…
京町家の贅沢でしょうね。
お庭の方から、町家の中のお部屋を通してみてみました。
手前から、奥の間、台所の間、玄関の間、見世の間。
ずっと細長く続いています。
このお庭まで、玄関から靴を脱がずに来る事が出来ます。
先ほど言っていた、見世庭、玄関庭、走り庭と一続きに
細長く続いていて、これを通り庭といい、これが、
いわゆる「うなぎの寝床」なのです。
そうそう、京町家といえば、こちらをご紹介するのを忘れていました。
それが、『鍾馗さん』。
いわゆる、魔除けの神様。
入口の上に祭られています。
どうでしたでしょうか?
京都の町家。
実際に、行って見てもらうほうがよろしいのですが…
はやり、写真だけでは生活感が味わえないと思うのです。
実際に、見て、触って、感じていただければよろしいかと思います。
今回は、あらかたの部分をご紹介しました。
しかし、もっといっぱいいろんな面があるのです。
その部分は、是非とも寄って頂いて、皆さん自身で
感じていただきたく思います。
京都人の皆さんにも、「地元やし。」という一言では終わらすことの出来ない
場所だと思います。
みなさん、ぜひいらしてはいかがですか?
********************************************************
さてさて、今日は、『KYOTO★STYLE』なのに、
少々、詳しく扱ってしまいましたね…
もうちょっと、カテゴリー増やしても良いかな。
さてさて、本日もメッチャ気持ちいいお天気になりそうです。
是非とも皆さん京都でお出かけ、プチ旅行、散歩etcを楽しんでください。
ではでは。
★こぼれ話
実はここ、毎週土曜日に蒔絵の体験教室もなさっています。
HPに詳しいことは記載されているのでご覧下さい。
また、お店の人とお話をしていたのですが、
このごろ結構タクシーの運転手さんもちょこちょこ
いらっしゃるそうです。
もしかすると近々人気スポットになりそう?
それと、ひそかにお土産が安い♪
組紐のストラップとか、京和紙の便箋とか。
チェックです。
なんだかんだ言って、結局、更新は朝になってしまいました…
申し訳ございません。
ところで、先日、行ってきた「四条京町家」のことを少しお話
をしておきましょう。
京都の特徴ある建物といえば、寺社仏閣だと思いますが、
それだけでは、生活文化を知ることは難しいでしょう。
実際に、普通の人が住んでいた所はやっぱり町家なのですから。
しかし、現存している建物というのは少なくなってきました。
そんな中、京都市が所有している京町家があります。
それが、京都市伝統産業振興館「四条京町家」です。
こちらは、1910年に建てられた本物の京町家です。
鋼材卸商のご隠居さんの住まいとして建てられました。
それでは、中に入って見ましょう♪
この画像は、坪庭です。
町屋の入口を入ってすぐに見世(みせ)庭という場所があり、
いちげんさんが入れる場所があります。
その奥にあるのが、この坪庭です。
丁度、玄関の前にあります。
京町家の場合、いちげんさんとかが入れるスペースは限られています。
そのため、結構、スペースは、しっかりと区切られているのです。
実際、居住スペースとお茶席のスペースとか、
家の旦那さんのスペースと使用人さんのスペースとか。
さてさて、少し話がそれましたね。
ここが、京町家の特徴でもある『走り庭』。
歴史が、感じられる部分でもあり、当時の生活を肌で感じる事が出来る
場所でもあります。
こちらは特に使用人さんが、使われる場所になります。
でも、メチャメチャ懐かしい(私がいうのも少しおかしいのですが…)
雰囲気が漂っています。
特に特徴的なのが、井戸。
家の中に井戸があり、しかも、京都は水が豊富ですから、
現在でも、利用できるそうです。
また、この台所でめずらしいもんを見つけました。
それが、この「おくどさん」です。
多分、知らない人は多いんと違うんかなぁと思います。
いわゆる、現代のガスコンロですね。
でも、もちろん炭おこして使います。
今でこそ、消防法などの理由で使用できませんが、ここ最近まで
現役として使われていたという事だけでも、値打ちがあると思います。
これが台所から撮った奥の間です。
こちらで、ゆっくりとご主人さんは、くつろいでおられたのでしょう。
お庭など眺めながら昼寝…
京町家の贅沢でしょうね。
お庭の方から、町家の中のお部屋を通してみてみました。
手前から、奥の間、台所の間、玄関の間、見世の間。
ずっと細長く続いています。
このお庭まで、玄関から靴を脱がずに来る事が出来ます。
先ほど言っていた、見世庭、玄関庭、走り庭と一続きに
細長く続いていて、これを通り庭といい、これが、
いわゆる「うなぎの寝床」なのです。
そうそう、京町家といえば、こちらをご紹介するのを忘れていました。
それが、『鍾馗さん』。
いわゆる、魔除けの神様。
入口の上に祭られています。
どうでしたでしょうか?
京都の町家。
実際に、行って見てもらうほうがよろしいのですが…
はやり、写真だけでは生活感が味わえないと思うのです。
実際に、見て、触って、感じていただければよろしいかと思います。
今回は、あらかたの部分をご紹介しました。
しかし、もっといっぱいいろんな面があるのです。
その部分は、是非とも寄って頂いて、皆さん自身で
感じていただきたく思います。
京都人の皆さんにも、「地元やし。」という一言では終わらすことの出来ない
場所だと思います。
みなさん、ぜひいらしてはいかがですか?
『京都市伝統産業振興館 四条京町家』
営業時間 11:00〜21:00
休館日 水曜日
入館料 無料(有料催事への参加は別途必要)
http://www.kyomachiya.org
********************************************************
さてさて、今日は、『KYOTO★STYLE』なのに、
少々、詳しく扱ってしまいましたね…
もうちょっと、カテゴリー増やしても良いかな。
さてさて、本日もメッチャ気持ちいいお天気になりそうです。
是非とも皆さん京都でお出かけ、プチ旅行、散歩etcを楽しんでください。
ではでは。
★こぼれ話
実はここ、毎週土曜日に蒔絵の体験教室もなさっています。
HPに詳しいことは記載されているのでご覧下さい。
また、お店の人とお話をしていたのですが、
このごろ結構タクシーの運転手さんもちょこちょこ
いらっしゃるそうです。
もしかすると近々人気スポットになりそう?
それと、ひそかにお土産が安い♪
組紐のストラップとか、京和紙の便箋とか。
チェックです。
トラックバックURL
トラックバック一覧
1. 四条京町家 [ 花調 ] 2005年05月22日 09:00
四条通西洞院東入にある「四条京町家」{/house_red/}明治43年鋼材卸商の隠居所として建てられたものです。
「鰻の寝床」とと言われるように縦に長いつくりをしています。町家を改装したお店には入ったことはありましたが、暮らしていたままの町家を見るのは初めて{/wakaba
コメント一欄
1. Posted by モヨコ 2005年04月19日 22:29
NOBさん、こんばんは!
私が行った頃にNOBさんも行ってらっしゃったんですね!
なんだかうれしくなっちゃいます(笑)
抹茶茶碗の展示を見るために行ったんですが、
ここは町家の雰囲気も味わえていいですよね。
予定していたより長居してしまいました(笑)
私が行った頃にNOBさんも行ってらっしゃったんですね!
なんだかうれしくなっちゃいます(笑)
抹茶茶碗の展示を見るために行ったんですが、
ここは町家の雰囲気も味わえていいですよね。
予定していたより長居してしまいました(笑)
2. Posted by 一匹狼★NOB 2005年04月20日 02:10
>モヨコさん
そうなんですよ。
ついこないだ行ってきました。
寄り道のつもりがじっくり見てしまいました。
隣のお店の人ともお話色々してました。
本当は、もう少し色々見たかったんですけどね♪
また近々、伺わせていただく予定です。
そうなんですよ。
ついこないだ行ってきました。
寄り道のつもりがじっくり見てしまいました。
隣のお店の人ともお話色々してました。
本当は、もう少し色々見たかったんですけどね♪
また近々、伺わせていただく予定です。
3. Posted by rina-oha 2005年05月22日 09:09
NOBさん。こちらでは初めましてですね。TBありがとうございます。
今度、夏支度をした頃にまた訪れたいです♪
町家の「しつらい」、大学の時に少し勉強しましたが、こんなに京都に魅せられるようになるなんて思わなかったから、いい加減にしか聞いていませんでした。
授業を聞いておけばよかったかな〜
今度、夏支度をした頃にまた訪れたいです♪
町家の「しつらい」、大学の時に少し勉強しましたが、こんなに京都に魅せられるようになるなんて思わなかったから、いい加減にしか聞いていませんでした。
授業を聞いておけばよかったかな〜
4. Posted by 一匹狼★NOB 2005年05月24日 03:33
>rina_ohaさん
こんばんわ。そうですね、こちらでは初めましてです。
こちらこそ、急にトラバして申し訳ありませんでした。
せっかくなので、京町家をアピールできればと思って、
TBさせていただきました。
そうですね、しつらいの事とかは、やっぱり住んでる人とかに
実際に聞かないと、大学の授業だけではなかなかぴんと
来ないかもしれませんね。
私もその頃にはまた「四条京町家」さんにお伺いするつもりです。
こんばんわ。そうですね、こちらでは初めましてです。
こちらこそ、急にトラバして申し訳ありませんでした。
せっかくなので、京町家をアピールできればと思って、
TBさせていただきました。
そうですね、しつらいの事とかは、やっぱり住んでる人とかに
実際に聞かないと、大学の授業だけではなかなかぴんと
来ないかもしれませんね。
私もその頃にはまた「四条京町家」さんにお伺いするつもりです。